NHKのクローズアップ現代で、アメリカカンザイシロアリの住宅への被害を見て驚きました。
今まで日本に居なかった大型のアメリカカンザイシロアリは、アメリカなどから輸入された木材や家具などに入り、最近日本中で確認されています。まだ新潟県では確認されていないようですが、あるケースでは、引越しで持ってきた家具に住み込んで確認された例もありますので、いつ入ってきてもおかしくない状況にあります。
今までのヤマトシロアリは土台など湿った環境の木材を好みましたが、アメリカカンザイシロアリは、乾いた木材の中でも繁殖すると言うことと、ヤマトシロアリに比べて大きな空間を住処としますので、木材の断面欠損は甚大です。
ということは、今まであまり被害の無かった高床式の構造材にも繁殖することになり、もしボルトの周囲や継手に穴を開けられると大変なことになります。対策は早期発見が一番で、顆粒状の糞が決め手となりますので、詳しくはhttp://www.woody.co.jp/3-2.htmここです。
鉄骨の場合、構造体への被害は無いと思いますが、今後も注意深く見て行きたいと思いました。