大地の芸術祭のフィナーレにふさわしいイベントが9月12日の夜に津南町のマウンテンパークのゲレンデで行われました。
「やまもじプロジェクト」とは、参加者が思い思いの願い事を書いた白い布で巨大な「山」の文字をつくり、送り火で願い事を叶えると言う大掛かりなイベントです。
作品はひまわり畑の沖ノ原から丁度良く見えるように文字が配置され、遠くからも良く見えるようになっていますので、この会場に来れなかった人も津南各地でこのイベントに参加したことになります。
我が家の竹も山頂に造ったドーム状の小屋の骨組みと点火に使った松明に使われ、親近感をもった作品だったのでイベント会場まで見に行きました。点火には150人ほどのスタッフが参加し、カウントダウンとともに陣太鼓が響き、歓声を上げながら降りて来るさまは戦国時代、城を取囲んだ兵士が雄たけびを上げている様で、背筋が寒くなるような感動を覚えました。
ここまで来るには様々な障害や重労働があったものと思いますが、この感動を来年も続けて欲しいと思いました。
日中は雨が降ったりして開催が心配でした。また点火直前にも山頂付近霧がかかりましたが150人の熱意で直ぐに風に飛ばされました。
アップで見ると(画像クリック)白い布が良く見えます。当社の職員で書いた願い事も左の文字の一部にぶら下がっているものと思います。
火焔がクライマックスを迎えると、上で頑張っているお父さんや彼氏に「頑張って!」とか「きれいだよ!」と家族や恋人から声がかかりました。上からも「ありがとう!」「愛している!」と返事が返ってきました。
巨大な山文字は津南各地から見られ、陣太鼓は遠くまで響き渡ったそうです。