十日町市名ヶ山で地盤改良工事が始まりました。この辺は5m〜7m程赤土が体積した地盤で基礎工事に先立ち地盤改良工事が不可欠です。
地盤改良の方法は、80センチの大きなドリルで掘りながら7m下の固い層まで掘り進み、ドリルの先端からセメントミルクを噴射しながら攪拌し、80センチの大きな改良土の柱をつくります。
改良土の直径や本数は構造計算によって決められますが、大きなベースだと1箇所に4本の改良を行い、荷重の少ない柱には1〜2本の改良を行います。
ちなみに今回のお宅は1階が鉄骨造で2階・3階が木造の耐雪3.3mの混構造住宅ですが、構造計算書の厚みは5センチ位の厚さになりました。
なんと一般的な鉄骨造の構造計算書の3倍近い計算をして部材を求めている訳です。
改良が完了した基礎下の水平断面です。1日経てば固くなりますが、このまま2〜3日養生を置いて基礎の掘削を行います。