最近新聞折込広告で「坪25万!」とか28万とか言ってチラシを入れる会社が増えています。「本当にそんな価格でちゃんとした家が出来の?」とお客様から聞かれると、確かめないわけには行きません。そんな訳で家内を連れて住宅展示場へ見に行って来ました。
まず、リーズナブルな形の家に入って率直に価格に含まれていない工事を聞くと、照明器具や電気配線、設備工事、もちろん外構工事や上下水の繋ぎ込みも、全て価格外の設定でした。さらに、諸経費や設計料・確認申請費も別途ですから、さらに坪あたり10万円以上は上がるものと思います。つまり、坪あたり25万円であれば35万円、35万円であれば45万ということです。
次にちょっと見た目の良い家に入って価格を聞くと坪45万円くらい、床暖房なども入っていましたのでグレードの高い家ですが、先ほどの価格外の工事を入れると坪55万くらいで、当社のグレードが高い住宅とほぼ同じ価格帯でした。(ちなみに当社では平均的な3階建てで坪あたり45万くらいです)
このような価格表示はいかがなものでしょうか?見に来てくれたら儲けもの、後は営業が頑張る・・みたいな戦略なんでしょうか?十日町でこんな営業をしたら怒られちゃいますよね!見積もりの価格でいつでも引越しが出来、暮らせるようでなければ家とは呼べません。
ちょっと前までは大手ハウジングメーカーは十日町に入って来れなかったのですが、これも温暖化の影響でしょうか、最近十日町でも目にします。
ある所では屋根の雪が玄関に落ちてくるような家を平気で造っています。地元の業者であれば、まさかあのような屋根にはしないと思うのですが、この地域に無い形なので新鮮に見えるのでしょうね。
テラスや車の上、ひどいのは歩道にまでにドンドン雪が落ちてくる家もあります。雪の少ない地域であれば、ちょっと片付ければ良いのでしょうが、一晩に1m近く積もる豪雪地域では悲惨な状況になります。
この地域にはこの地域に合った形があり、工法があります。小雪と言えども何時豪雪が襲って来るかもしれません。異常気象で自然災害が増えている昨今、どんな災害からも家族を守る丈夫な家が求められています。