昨日は津南町観光協会の屈強な理事たちと、秋山郷見倉のカタクリの群生地に木道を設置しました。
見倉では田の草取りの真っ最中、のどかな山里の風景です。
見倉の大栃の森には、群馬県の方から大型バス2台で自然観察をするグループがあり、佐平治の会の皆さんが、大栃の木下で秋山郷を飢饉から救った佐平治翁の紙芝居をして歓迎しました。
まずは設置する周辺の草刈から始まります。カタクリは適度な日向を好み繁殖するので、下草が覆いかぶさったり、木々が生長すると株が減少します。
以前は下草が多かったところも、観光協会の刈り払いによってだんだん良くなってきました。
昨年に設置した森とは、道路を挟んで反対側のカタクリの群生の上に今回は木道を設置します。最初は近いから楽に運搬できますが、林の奥まで木道が伸びると、資材の運搬が大変です。
2年続きの作業でだいぶ設置がはかどるようになりました。何もない林に見る見る木道が伸びて歩きやすくなりました。
木道が完成しました。この奥には県内では一番大きな栃の木があります。また、この林には大きな栃の木が20本くらいあり、縄文の原生林に飛び込んだようです。
このように巨木が残った理由として秋山郷の食料事情があります。秋山郷では、昔から大切な保存食として保護されていました。
1日中重たい資材を運んでもこの笑顔!もちろんボランティアですが、森林での作業はストレス解消にもってこいです。