雪情報を見ていたら、小千谷市の方が降っているようなので状況を見に出かけました。
小千谷市の耐雪住宅の基準は3.0mですが「ゆきぐにの家」は十日町仕様の3.3mですので、他の耐雪建築よりは安全かと思います。
1月27日付けの十日町市の森林研究所のデータでは、積雪が258cm、1㎡あたりの重量が678kとなっておりました。「ゆきぐにの家」の基準では積雪3.3m、1㎡あたりの重量が1000kですので、まだ大丈夫です。
しかし降り止まぬ雪と気温の低下で雪庇が出ているお宅も見受けられ、あまり大きくならないうちに落としたほうが良いと思われるお宅もございました。
また、2月の雪の降り方によっては、屋根雪の一部を降ろすことも考えられます。
ご不明の方、または除雪の依頼等ございましたらお気軽にご相談ください。
写真は小千谷市岩沢のお宅です。屋根の上の雪庇は落とされたのでしょうか?
同じく岩沢のお宅です。屋根の上は一度も手を入れていないようですが、外回りとテラスの雪を片付けておりました。
上片貝のお宅です。やはり屋根の上は一度も手を入れていないようで、北側に雪庇が少し成長し始めました。
同じく上片貝のお宅です。雪庇とともに屋根の周囲を少し落としたようです。
上ノ山のお宅です。お客さまは雪庇を気にされておりましたが、大きな塊で落ちるほどではないとお話してきました。
同じく上ノ山のコンクリート住宅です。鉄骨造に比べると雪が多いように見えますが、これは屋上の周囲の壁が鉄骨造よりも低いために雪が多く見えます。
雪庇だけ落としていただくようお願いしてきました。
同じく上ノ山の鉄骨2階建てのお宅です。雪庇が気になるとのことでしたので近日中に当社で落とします。
しかし私が気になったのは雪庇よりはテラスの手摺の上に積もった雪です。建物は3.3mで設計されておりますが、アルミの手摺はそんなにもちませんのでご注意を!
土川の2階建てです。雪庇が少し出始めました。
小粟田の3階建てです。やはり屋根には手を入れておりませんが雪庇はそれほど出ておりませんでした。
同じく小粟田のお宅です。
山谷のお宅です。写真を撮っていたらご近所の方が「これからはこういう家がいいね!」とお褒めの言葉をいただきました。
屋根雪は雪庇を一度落としたようです。
同じく山谷のお宅です。
西吉谷のお宅です、雪庇を落としました。同じ小千谷市でも雪が多いところです。
谷内のお宅です。屋根雪はかまっていません。「このままにしておく」とおっしゃっておりましたが、車の上に落ちても良くないので正面だけでも落とすようにお願いしました。
谷内も雪の多いところで、十日町市のように全面に雪庇防止ネットを設置すれば、こういうことも無いのですが、雪の無い時期に見ると、あまり見た目の良いものではありません。「小千谷市ならそこまで降らないだろう」という事で、どの家にも屋根の裏側(水下)に雪庇防止フェンスが取り付けられております。
今回も半日の取材でしたので、小千谷市の全ての「ゆきぐにの家」を訪問できませんでした。一番雪が凄い時に見ておくことは、今後の住宅設計においてとても重要なことですので、今後も見回りを続けて行きたいと思います。
屋根雪処理に屋根に上がる際には足元にご注意ください。特に外回りの壁の内側には、天井裏から回った暖気で空隙があります。
屋根に上がる際には1歩下がって作業し、あまり掘りすぎると壁の笠木を傷つけることにもなりますので、屋根上1.0mくらい残すつもりでお願いいたします。
また、高いところは苦手な方は、お気軽にお申し付けください。