大雪もようやく小康状態となった夜、屋外でのサーモカメラの実験をしてみました。
例えば道路の消雪パイプは止っていますが、ノズルの周辺は地下水の影響で赤く、つまり暖かく見えます。
次に住宅ですが、窓や換気口軒部分の表面温度が上がって来ていることが解ります。
夜8時頃の実験でしたが、左側の外壁の温度が暖かいのは午後から日が当り、外壁が暖められたものと、1階の暖気の通り道かも知れません。
窓ガラスの色を見ると、部屋はまだ暖まっていないようですが、1階の暖気が天井裏に溜まり、換気口の温度が一番上がっています。
おそらく壁や天井裏に断熱材がほとんど用を成していないと思われます。
この画像にも驚きました。冷たいと思っていた高床コンクリート部分が一番暖かく見えます。
恐らく、午後から天候が回復したので、コンクリートが暖められたのでしょう。
次は室内ですが玄関に蓄熱暖房機があり、その周辺は暖かく奥の玄関部分が寒い色になっているとこが解ります。
事務所では人物はもちろんですが、電気機器も熱を持っていることがわかります。
このように目には見えない表面温度を計測することによって、住宅や会社の断熱化や省エネルギー化を進める上で、まずは何処から手をつけるか、一度診断してみませんか。